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『ライフレッスン』

夏頃から父の身体が思うように動かなくなり、だんだんと寝て過ごすことが多い毎日になりました。
そんな父を年老いた母が介護をしている状態が続いています。
私は、離れて暮らしているので、時々、父の様子を見に実家に帰るのですが、
そんなに遠くない未来、父と会えなくなってしまう現実を受け入れるための心構えをしに行っているような気がし、また母に対しても申し訳ない気持ちになっていました。

そんな時に、ムックマムの創設者である小林あゆみさんから、一冊の本を紹介されました。
エリザベス・キューブラー・ロス『ライフレッスン』という本です。

皺が深く入り込んだ顔、でも、何かを訴えているかのようなつぶらな瞳、きちんとしたやり取りの出来なくなった会話、手の震え、自分で思うように動かすことの出来なくなった身体…そんな父を見ると悲しく涙が出そうになるので、どうでもいい話をし始める自分がいました。父の姿を見に行くことさえ、しんどくなっていたのです。
ですが、老いるということ、そして、いつか来るであろう別れを意識する時間を、父は
今、私に与えてくれているのだと『ライフレッスン』を読んだことによって、理解出来たのです。

人間は生まれてから死ぬまで、それぞれ個々に人生のレッスンを受けている。
それぞれ課題を抱えてこの世に存在している。
嬉しいこと、悲しいこと、しんどいこと、怒り、楽しいこと、…いろんな感情をその時々に私達は感じるのですが、その感情は自分以外には、実際にはわからない。
同じ体験をしたとしてもある人には、そんなこと…、と思っていても、別の人には、とても深い出来事だったり…。
その時々の自分の感情、感覚は誰にもわからないのだと。そして、それこそが個々に与えられたレッスンなのだとこの本は教えてくれるのです。
そして、私達の身体は繭みたいなもので、レッスンを受け終わった者は、その繭から解放されるのだということを。
あの世があるのかどうか?
父がいつも言っていたこと、
「こればかりは死んでみなけりゃわからない。俺は墓なんていらない。そこには俺はいないから、建てる必要がない」
「千の風になって」という唄が世に広まる前から、私が小さな頃から、そう言っていたのを思い出しました。

また、父が母にこんな言葉をかけていたことを知らされました。
「母さんや、なりたくてこんな身体になっているわけじゃないから、大変でも面倒みてくれや」と言ってくれたと。
この言葉を発した時に、父は自分の今後を感じとっていたのだと思います。
そして、介護をする母にとっても、今後に必要な言葉だったのだろうと。
会話がままならなくなる前に父がそのような言葉を母に伝えていたと聞き、
夫婦でしかわからない覚悟をそれぞれが決めたのかなと思うのです。

『ライフレッスン』には、死後の世界はとても美しく、現世よりとても素敵な場所だと書かれています。
そして、先に逝ってしまった親しい人が待ち受けているそうです。
だから何も恐れることはないと。これもまた、本当かどうかわからないことです。
自分が死んでみて、初めてわかることなんでしょうね。

父の現在を受け入れ、いつか来るであろう別れを、この本を読んだことで、その日を自然と受け入れられる気がします。
また、今、自分が生かされていること、起きている出来事は、私のレッスンであり、
何が起きても、全ては起こるべくして起こっている。そして私達は必ず死を迎えることになる…と思ったら、これからの自分や時代に不安がなくなりました。

今までも、いろんな方から、同じような類の本を勧められ手にしましたが、エリザベス・ キューブラー・ロスの『ライフレッスン』は、実際に起こった話を基に書かれているので、私にとっては、大変読みやすい本でした。
実は、読み終えると同時に、Amazonで、エリザベス・キューブラー・ロスの他の著作物を注文してしまいました。本棚には、これから読み始める本が並んでいます。
とても楽しみです。
秋の夜長に本を…ご興味がありましたら、『ライフレッスン』を手にしてみてはいかがでしょうか?



                        執筆:マコロンさん

                           東京在住の美容コンサルタント
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オオウラのおすすめ本 2

 活字中毒のオオウラです。
 最近、夜になると眠くなるようになりました(笑)。
 少し前まではどんなに遅くまで起きていても全く眠くならず、これ以上起きていてはさすがにマズイだろう、という時間になって、眠たくないけど渋々寝る、という感じでしたが、ようやく正常な人間になってきたようです。
 しかし、眠くないと言っているわりには、布団に入ると、3分で寝てしまうのですよ。どーゆーこと?!
 そんな私は夜に本を読んでしまうと、なんせ眠くないわけですから「きりの良いところでやめる」ということができません。常に時計を気にしながら読むことになってしまい、集中できません。かといって、じゃあ、日中読めば?という話ですが、これまた、楽しいことがありすぎて読む時間がありません。
 はて、私はいったいいつ読んでいるんだろうー?(笑)

 さて、今回のおすすめ本はこちら!
「ナリワイをつくる」伊藤洋志著(東京書籍)

まず、このタイトルのほかに表紙や帯に書いてあるコメントがスゴイ。

人生を盗まれない働き方
仕事も、ほしい物も、自分でつくるのは面白い
「ビジネス」でも「ワーク」でもなく、「趣味」でもない。
DIY・複業・お裾分けを駆使した「ナリワイ」で、現代社会を痛快に生きる
ポストグローバリゼーション時代の滋味溢れる働き方
非バトルタイプのためのゆるやかな作戦

 いやぁ~、惚れました。
 著者は「ナリワイ」の定義を

個人レベルではじめられて、自分の時間と健康をマネーと交換するのではなく、やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身につく仕事を「ナリワイ(生業)」と呼ぶ。

としています。
 そして、昔の人が季節によって職業を変えていたように、現代に生きる私たちも「ナリワイ」的な職業を複数持ち、生活の自給率を上げて、もしもの時にも何とかなる環境づくりをしては?と問いかけています。
 「もしもの時にも何とかなる環境づくり」すなわち、リスクヘッジとは、何も大金を稼いだり保険に入ったりすることではなく、例えば、具合が悪くなったら病院に行く、というのではなく、具合が悪くならない生活をする、または、具合が悪くなっても、「困ったら食わせてやる」という農家の友達とかを持つということのほうが、保険に入るより実質的で意味がある、と言っています。そういう仲間を増やすことが大事であるが、そのためには・・・ここからはぜひご一読を!(笑)

 最後に印象的な一文をご紹介したいと思います。

 よくメリットとデメリットを比較して考える、という主張が見られるが、所詮人間の思考はそんな理性あふれるものじゃない。メリットとデメリットを比較して行動を決められる、というのは、どちらの選択肢でもOKという場合であって、不安が伴うような判断に迷う選択肢があるときには、メリットとデメリットを考えて行動できる人はそういない。
 では、こういうときには、なにで決まるか。「嫌か嫌じゃないか」、そんなもんで決まる。それが認識できたときに、はじめて実行力というものが発揮される。つまり、「あ、これは嫌だな」と思ったとき、常識やらしがらみの妨害を受けずに「じゃあ、こうしよう」と行動に反映させられるかどうか。人が動くのはこういうときがほとんどではないかと思う。

文責 ムックマムスタッフ 大浦恵美子

オオウラのおすすめ本 1

 活字中毒のオオウラです。もしくは、パソコンマニアのオオウラです。
 最近、パソコンが好きすぎて、意味もなく(いや、一応あるんだけど、その意味もマニア的な・・・笑)モバイルPC買っちゃいました。あこがれのレッツノート!中古だけど!
 この間、早速カフェに持っていって、この原稿を書いてみたら、はかどるはかどる〜〜〜、とはいきませんでした。やはり当たり前だけど、PC持ってカフェに行っただけじゃ、キャリアウーマンにはなれないのでした。

 というわけで、オオウラからおすすめ本のご紹介です。
「独立国家のつくりかた」坂口恭平著 (講談社現代新書)

 震災をきっかけに、勝手に新政府を立ち上げたお話と、それに絡めて、著者が長年疑問に感じている現代の日本社会の矛盾や、生きる姿勢についての新しい考え方を熱く語っている本です。著者の世界を見る目が、世間で言われるところの「常識」に洗脳されていない点にえらく感激したので、ちょっとご紹介したいと思います。

「僕は、3.11の時に逃げるべきだと知りながら言わない政府というのはもはや政府ではないと認定した。つまり、現在は無政府状態なのである。政府がないのはまずいから、僕の方でひとつ作ってみようとしたまでだ。」とありました。そして、実際に熊本に一戸建てを借り、福島から避難してこられた方々が無料で宿泊できる施設として提供しました。震災から約1ヶ月で100人以上の方が利用されたそうです。なけなしのお金を全部はたいて福島の人に旅費も支払いました。政府がしてくれない、行政が動いてくれない、と文句を言っても仕方がない。自分自身で「考える」ことを拒否するから政治や行政は暴走し、故障するのだと言っています。
 また、この本に紹介されている、隅田川のブルーシートハウスには声を上げるほど驚きました。いわゆる世間一般にホームレスと言われる人の家でしたが(この時点でホームレスではないですよね)、何とソーラーパネルがついていて、オール電化生活をされているのです。写真も載っています。当時早稲田大学の建築科に籍をおいていた著者でしたが、このブルーシートハウスに大変感動され、また、そこに暮らす人々の哲学に触れ、いろいろなことに目覚めていくのでした。

 ご紹介したい文章や言葉はたくさんあるのだけど、特に気になったものを抜粋してみました。
「普通に考えよう。常識というものは、文句を言わないようにというおまじないである。」
「これまでの貨幣経済、資本主義経済ではなく、態度をもとに人々の交易、貨幣の交易を実現する経済。モノの交換ではなく、態度の贈与によって発生する経済」
「必要とされること、それこそが生き延びるための技術なのだ。必要な人とは専門的な技術をもっているのかどうかは関係なく、一緒にいたいと思う人のことを指す。」
「人生はやり直すことができない。だからこそ、いま、本当に何をやるのかが問われている。」
「僕は断定する。それは違うとよく人は言う。いやいや、それが問題じゃないのだ。何を断定するのか、それがその人間の責任なんだ。その断定が、思考なんだ。断定をしないのは無責任だと言うことだ。」
 本には更にたくさんの印象的な言葉で溢れています。ぜひみなさまお手に取って、坂口ワールドをご堪能いただきたいと思います。

文責 ムックマムスタッフ 大浦恵美子
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