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 第3回 肌からココロに伝わるメッセージ 

子どもへのマッサージとオキシトシン

高野義隆 たかのよしたか
理学療法士。市内の病院でリハビリ業務に従事するかたわら、『ふれる』ことの大切さやカラダのケア方法をセミナーやブログで発信中。小学6年生と1年生、2人の娘の父親。
ブログ:オキシトシン・マッサージ  ~肌からココロに伝わるメッセージ
http://ameblo.jp/koharu5088



親である僕は特に意識せず、食べて、動いて、寝ていても、子どもって勝手に成長していくでしょ。そう思っていました。
だって自分自身がそうだったから。
でも違うんです。何が違うか?
一言でいえば環境なんです。

温度管理された環境。歩かなくても・動かなくても済む環境。危険がないように管理された遊び場。夜20時を過ぎても営業しているお店たち。安価ですぐに手に入る食べ物。
こういう環境で子ども達は生活している。そう意識することが大切なのだと気づいたのです。
家を一歩出たら自然環境があった30~40年前とは違うということなのです。
じゃあ気づいて、何をしたか?
無理にやっても自分がストレスだって分かってましたから。
まず、子どもの寝る時間を一定にしようと決めました。
睡眠の大切さはいろんなことで言われてますが、カラダとココロの修復には、睡眠以上にベストなものはないと思っています。
食べ物や運動も大切ですが、まずは睡眠を重視しました。
でもね、子どもって全然寝ないんですよね(笑)。
寝ようと言っても、【あそぶ、ぐずる、さわぐ】・・・・。もう、大変でした。

そんなある夜、僕は妻にマッサージをしてました。
そしたらそれを見た長女。『ママばっかりずるい。私にもして』と。
う~ん。めんどくさいなあ。と思いながら、いいよ、じゃあ布団に寝てみそ。と言って、ゆるゆるっとマッサージしてあげました。
2~3分程度。そしたら・・・・。あれ・・・・・?
寝てるし(-_-)zzz (こらこら、歯磨きまだですよ)。
これは、使える!!

それからです。毎日『さあ~、マッサージしますよ~』と言って、寝かしつけが始まったのは。
長女が寝る前に帰宅できた日は、毎日マッサージをしてあげました。
そして、おおよそ同じ時間に寝ることができてきたなぁと思ったある日、ふっと気づくのです。『あれ、なんか長女とすごく仲良くなっている!』
どうして?と思って調べてみると、マッサージによって、【オキシトシン】というホルモンが分泌されるということが分かったのです。
オキシトシン。
従来より、妊娠と出産を促進するホルモンとして、産婦人科領域ではメジャーなホルモンでした。陣痛促進剤として使われています。
それが21世紀に入って、【オキシトシン】は他人との信頼関係や社会性の維持に役立っていると相次いで報告されたのです。
今や、【オキシトシン】は愛情ホルモン・絆ホルモンとして注目されています。
そしてその【オキシトシン】。マッサージによって、受ける側だけでなく、マッサージする側にも分泌されることが分かっています。
同じ時間に子どもを寝せるために始めたマッサージ。実は親子の関係を密接にする効果があったのです。

さて、肝心の長女の肩コリ。どうなったか?
小学校2年生になった春くらいに、
僕『あれ、最近肩痛いって言わなくなったね』
長女『そうだっけ』・・・・・。完治。
けろっとしたもんです。
いまだに、何が効果があったかは分かりません。
寝る時間が一定になったからか?
マッサージしたからか?
たまたま治る時期だったか?
いずれにせよ、肩コリのおかげで親として、いろいろ考えることができました。
その点では、感謝しています。

近年、カラダに『ふれる』ことには、様々な良い効果があることが分かってきています。この連載によって、子どものカラダに触れることって、すごく大切なことだと気づいてもらえたら、とっても嬉しいです。
ありがとうございました。
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肌からココロに伝わるメッセージ 第2回

第2回 子どもと自律神経

高野義隆 たかのよしたか
理学療法士。市内の病院でリハビリ業務に従事するかたわら、『ふれる』ことの大切さやカラダのケア方法をセミナーやブログで発信中。小学6年生と1年生、2人の娘の父親。
ブログ:オキシトシン・マッサージ  ~肌からココロに伝わるメッセージ
http://ameblo.jp/koharu5088


現代の子どものカラダ。アレルギーは多いけど、体力はそんなに落ちていない。
なぜ??
その答えとなりそうなのが、【防衛体力】というワード。
長年子どものカラダについて調査している野井真吾氏(日本体育大学体育学部教授。子どもの“からだ”に関する研究をしている)によると、
体力の要素には身体的要素と精神的要素の2つがあり、
身体的要素は行動体力と防衛体力から成り立っている、とのこと。

行動体力 : 計測可能な 筋力・敏捷性・柔軟性
防衛体力 : 自律神経系・ホルモン系・免疫系

コナン君ばりに勘の良い方はピーンときましたよね。そうなんです。
現代の子どもたち、筋力や柔軟性などの行動体力は(わりと)維持されているんです。
一方で、防衛体力はどんどん低下しているようなのです。
それを裏付ける別の調査があります。
子どものからだのおかしさに関する
『最近増えているからだのおかしさ実感ワースト10』。
その内容を見てみると、
【アレルギー】 【夜眠れない】 【平熱36度未満】
【首・肩の凝り】 【すぐ疲れたと言う】 ・・・・・。
これらの症状、ほとんど自律神経系、免疫系の問題と考えられるものです。
じゃあどうしてこんな現状なの?と思ったでしょ?
ここで、考えるヒントをくれたのが、安保徹先生です。

安保徹(あぼ・とおる)先生:
免疫研究の第一人者として、「白血球の自律神経支配」の法則などを提唱。
免疫力からみた、生き方の見直しを説いている。

安保先生の考え方をホントにざっくりまとめると、
【カラダの中のシーソー(自律神経のバランス)を上手に働かせて生きましょう】
ということです。
そして、なぜ、現代の子どもの自律神経のバランスが崩れているのか、
とっても分かりやすく教えてくれています。

まず自律神経について整理。
自律神経:
活動と休息に合わせてカラダの各組織を無意識に調整している神経。
交感神経と副交感神経がある。
交感神経と副交感神経は拮抗関係にあり、シーソーのように交互に活発化してカラダに働きかけています。
一方が働いた後は揺り戻しがきて、もう一方が働きはじめる。それが繰り返されるのです。
このシーソーがうまくいっている時はカラダも良い調子というわけです。

さてさて現代の子ども。
安保先生曰く、
副交感神経優位の状態が出来上がっているんですって。
体温、筋肉や骨格の成長が進まず疲れやすい、気迫がわかない、アレルギーの症状などとして現れるのだそう。
その背景として、
①外で遊ぶ機会の激減(日光を浴びず、寒暖差が少ない環境)
②空腹状態が少ない
③甘いものを取り過ぎる

などが考えられるのです。
これらは副交感神経優位の状態を作りだす要因です。
副交感神経優位ということは、リラックスした状態を作り出すので、いつもなんだか満ち足りているのです。
そうしたとところに、「ガッ」と強いストレスが加わると一気に交感神経優位となり、その揺り戻しとして、さらに副交感神経優位の症状が強まるということに。
そんなこんなで、様々なストレスに弱い傾向の子ども。
つまり防衛体力が弱っている子どもが増加している様子なのでした。

そこで、自分の家庭を振り返ってみると、
休日は大型ショッピングセンターへ車で出かけ、
お腹減ったといえばすぐにおやつをどうぞ、寝る時間もまちまち・・・・・・
バッチリ、副交感神経優位の状態を作りだす環境だったのです。
つまり、少し運動すると、疲れやすく肩コリを引き起こすという環境だったのです。
「なんてことだあ!!」
と思った僕は対抗策を考え始めたのです。
そして、それは親自身の態度を、見直すことに行きつくのであります。

※最終回へ続きます。

肌からココロに伝わるメッセージ

第1回 長女の肩コリと子どものカラダ


高野義隆 たかのよしたか
理学療法士。市内の病院でリハビリ業務に従事するかたわら、『ふれる』ことの大切さやカラダのケア方法をセミナーやブログで発信中。小学6年生と1年生、2人の娘の父親。
ブログ:オキシトシン・マッサージ  ~肌からココロに伝わるメッセージ http://ameblo.jp/koharu5088


今から数年前の冬・・・・
当時、小学1年生だった長女が肩コリを訴えました。
『理学療法士』というカラダを専門として、仕事をしている僕はあせりました。
なぜなら、小学1年生が肩コリを訴えるなんて、よっぽどのこと。
ちょうどその頃、携帯ゲーム機を買って毎日ゲームしていたから、
そのせいか、と決めつけて、ゲームの時間を大幅に減らしました。
・・・・・だけどよくならない。
長女は保育園の年長組くらいから猫背ぎみ。
僕も子どものころから猫背だったので、「一緒だね」なんて軽く考えていました。
子どものカラダの回復力はすごくて、寝ればどんどん治っていくと思っていたから。
でも、自分が彼女の肩コリに気づかなかったことに、かなりショックをうけました。
今思い出しても、ショックだったなぁ。
自分はカラダの専門家として仕事をしているのに、
自分の子どものカラダをきちんと見てこなかった、触ってこなかった、
そんな後悔があったのです。そして無力感も。
それからです。
僕が、子どものカラダの現状を調べはじめたのは・・・。
調べていくと、意外な事実が分かってきたのです。

まず、日本学校保健会の
『平成22年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書』
という、舌を噛みそうな報告書のなかに、
今まで、アレルギーと診断された子どもの割合がでていました。
衝撃ですよ。かなり衝撃ですよ。見ます?
なんと。
小学1、2年生 45.3%
小学3、4年生 51.0%
小学5、6年生 50.6%
子どもの半分が何らかのアレルギーに今までかかった、かかっているのです。
うーん。
次に、子どもの体力はどのくらい落ちているんだろう、と思って、
文部科学省の『体力・運動能力調査報告書』をチェック。
ちなみにこの調査、
現在、学校で実施している新体力テスト(平成10年度から実施)と
平成10年度以前に実施していた体力テストの集計結果がでています。
予想通り、昭和61年度をピークに急降下しています。
この時代、リアルタイムで小学生だった僕。
「ファミコン流行っていたよなぁ」
「外で遊ぶ機会が一気に減っていったよな」
とセンチな気分になりながら、さらに見ていくと、
うん?
あれ?
子どもの体力テストの結果、平成10年度を底に横ばい、
いや。むしろ少しずつ体力向上しているし。
そう、現代の子どもたちの体力、そんなに落ちていないのです。
これは意外でした。
アレルギーは多いけど、体力は落ちていない現代の子どもたち・・・・・
謎は深まるばかり。
さらに調べていくと、その謎の答えとなりそうなワードを見つけました。
それが、
【防衛体力】です。

※次回へ続きます。
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