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北海道胆振東部地震を体験して(前編)

北海道胆振東部地震を体験して(前編)
               
                                                             北海道のある地方自治体職員


私は、町役場の職員だ。2人の子どもはもう社会人だが、子どもが幼い頃、常にこう言い聞かせていた。「お母さんは、大きな災害が起きた時、あなた達の安全がわかったら、町のみんなのお手伝いをするから、家には帰って来られないよ。お父さんやじいちゃん婆ちゃんと家で待っていてね」と。しかし、本当にそんな日が来るとは思っていなかった。

9月6日3時8分、大きな揺れで目を覚ます。揺れは大きいが、寝室では物が落ちたり倒れたりはしなかった(その時はそう思った)。そのため、それほどの震度ではないのかなと思い、隣のリビングに行って震源地がどこか確かめようと、のろのろと起き上がった。しかし、リビングの戸を開けて唖然とする。足の踏み場がないほど物が散乱しており、家具の扉もあいて中の物が飛び出ていた。テレビをつけると、震源地は比較的近い場所で、我が町の震度は5弱。息子と娘の住んでいるところは震源地から離れているので、まず大丈夫と思ったので連絡は取らず、職場に行こうと思った時、照明が消えた。停電だ。夫も夫の両親も起きていて無事であると確認したので、私は車で職場に向かう。夜中の3時過ぎ。真っ暗の闇の中、街灯も信号機もついていない。

 職場は、自家発電があるので、照明がついており、パソコンも使える。たくさんの職員が参集していた。すぐに災害時のそれぞれの担当が動き出し、私も町内の被害状況を確認に行くなどばたばたと動いているうちに、停電の理由は苫小牧東部の北海道最大の発電所の停止によるもの、すぐには停電が復旧しそうもない事がわかる。北海道全域で停電している。そして、避難所を開設することが決まった。
 次第に夜があけ明るくなると、震源地の厚真町の土砂崩れの状況がテレビに映る。集落が飲み込まれているではないか!私の課は、避難所開設が災害時の担当。避難所に行く職員を割り振る。通常の勤務時間になると、町民の対応に追われる。幸い、一部の高層住宅を除いて断水にはならなったので、ガスや、カセットコンロで調理ができる。私たち職員は、地震直後に勤務してから食事もとる間もなく、対応に追われた。

 一般家庭では、電気がつかないので、テレビからの情報もなくスマートフォン等で情報を取れる若者以外はラジオが頼りだった。どうやらコンビニの食料は売り切れ、スーパーは停電のため営業できず。ガソリンスタンドは現金のみの販売で1,000円だけの給油のため、長い行列ができていた。町内の事業所もほとんどが自宅待機になっているようだった。携帯電話の充電は、各避難所と役所で町民に開放したので、1日中、充電に来る町民であふれていた。

 私は、お昼にいったん自宅に帰って化粧をしてくる余裕ができたので助かった。が、その後夕方から午前0時まで。翌朝6時から正午まで、その後通常勤務して夜6時からと二晩避難所に詰めた。飛行機、JR、地下鉄、市電等交通機関も麻痺。バスも信号機がないのですべて運休。一般自動車は信号機がない中の走行だが、交差点ではなんとなくアイコンタクトで順番に通行し、交通事故はなかった。しかし、夜の車の走行はかなりやばかった。ヘッドライトが照らす範囲は思ったより狭い。真っ暗な中の運転がこれほどに怖いものだったのか。
 (後編につづく)
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コメント

ご自身も大変な中、避難所を開設したり情報収集したりと本当にありがとうございます。
直後にご連絡しようかと思っていましたが、お忙しいと思い遠慮していました。今回記事で状況が分かり良かったです。まだまだ大変でしょうけど、御身体に気をつけ頑張ってください。
2018-10-01 11:05 | すー #- | URL [ 編集 ]

すーさん
コメントありがとうございます‼️
まだ、余震もあって、まだ何となく気持ちは通常には戻っていないのですが、元気でやっています。
日本列島あちこちで災害続きで、心配な事の多い年ですね。
すーさんもお身体に気をつけてご活躍されますよう‼️
2018-10-02 22:02 | #- | URL [ 編集 ]

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