風邪とインフルエンザ対策について(前編)
ミワディ(ペンネーム)
普段は、「健康でいられるにはどうしたら良いか」をテーマに骨格調整法や、食の知識、心と身体のつながりについてお伝えしています。27歳と24歳の息子を持つ母ですが、息子達が小学生のころからサッカーを始め、中学生位からその練習のハードさからケガや痛みが多くなり、「どのようにしたら、強靭な身体をつくれるのか、彼らの持っている能力を最大限に出させてあげたい」と思ったことがこの仕事を始めるきっかけとなりました。
こんにちは!
今日は、風邪とインフルエンザ対策についてお話したいと思います。
風邪の原因は80~90%ウイルス感染によるものです。
インフルエンザもウイルスが原因で発症する風邪の一種です。ウイルスは、菌と違い単体で生きられないため、人や動物の鼻やのどの奥に侵入し、細胞にとり付き、栄養やエネルギーを吸いつくし、次の細胞へと移動していきます。
その時、体内では免疫細胞である白血球たちが兵隊となり、ウイルスの侵入を防ぐために、その状況に合わせて兵士の種類を変えて戦っているのです。
≪第1段階≫
普段は鼻の粘膜で洗い流されるウイルスも空気の乾燥等で粘膜が乾くと体内に侵入してきます。それを追い出す為にくしゃみや鼻水を出させるのです。この時、活躍するのは、粘膜免疫の主役IGA抗体です。この働きを活発にする食べ物は
ビタミンA(レバー・うなぎ・たまご・人参などの緑黄色野菜等)
ビタミンB2( 〃 ・〃 ・〃 ・さば・カレイ・納豆など)
ビタミンB6( 〃 ・ニンニク・マグロ・とりもも等)です。
≪第2段階≫
更に粘膜上皮に侵入されると、せきやたん・のどの痛み等の症状が出てきます。
この時NK(ナチュラルキラー)細胞が戦います。
この働きを活発にする食べ物は
きのこ(Bグルカン)生姜(ジンゲロン)・ニラ・ニンニク等で、粘膜の再生を助け、免疫力を高めます。
≪第3段階≫
更にリンパ管に侵入されてしまうと、身体のだるさ、関節の痛み等の症状が出てきます。この時T細胞が働きます。この働きを活発にするする食べ物は
牡蠣・みそ(亜鉛)等は、免疫力を高め、みかんの小袋やスジに含まれるビタミンPは体の痛みを和らげます。
≪第4段階≫
更に侵入されると、B細胞が働き、発熱させてウイルスを攻撃します。
ウイルスが好むのは、35~36℃なので、それ以上に熱を上げて38~39℃で、B 細胞が働きやすい状態を作ります。
このように風邪をひいたときに熱が出るのは、免疫細胞が脳に働きかけ脳から熱を上げる指令を出し、ウイルスをやっつけようとしているためです。
ですから、むやみに解熱剤や薬を使うと、この免疫力の働きを妨げることになるので、自分自身の免疫力を高めることが重要になります。
安静にして水分をしっかり摂り、ミネラル・ビタミンCで免疫力を高めましょう。
注意するのは、白砂糖の過剰摂取です。免疫細胞の白血球が弱まります。
スポーツドリンク500㎖のペットボトルには、約50gの白砂糖が入っています。体重1㎏につき1gが、一日に体内に摂り入れてよい摂取量の目安なので、体重50㎏に満たない子が一本飲み干すとこれだけでも糖分過剰になり、免疫細胞の白血球が働けなくなります。
それにおやつを食べたりすると更に白血球は弱まります。
風邪やインフルエンザに備えて、白砂糖や食品添加物の摂取を控え、バランスの良い食事と、十分な睡眠をとり、免疫細胞を最大限に働かせましょう!
※次回は風邪の時に食べたいお料理レシピを紹介します。
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ドッキリしますが、基本同じと考えても良いのですね
安心しました
次も楽しみです〜